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8月最終日

昨日は8月31日。
本州では夏休みも終わりですね。
ニセコでは21日までが夏休みでした。
一足早く秋に近づいている感じです。

8月最終日は夏を締めくくるような賑やかなカヌーツアーでした。

雨による川の濁りも回復して、水面がきれいでした。

中盤はちょっと向かい風が出ており、カヌー操作に苦労しました。

後半の穏やかなところではだいぶ余裕が出て、のんびりしたカヌーの雰囲気を楽しみました。


第23回尻別川クリーン作戦

6月17日に第23回尻別川クリーン作戦が蘭越町で行われました。
私も20回目の参加で、ちょうどカヌーも使用するようになった年からでした。
その後、ラフトやSUPも加わり、尻別川の環境を大切に考える仲間も増えてきたと実感しております。
そして、毎年たくさんの方が、地元をはじめ遠方からも参加しています。本当にありがたいと思っております。
今年は予想以上にカヌー希望者が多く、危うくカヌーが足りなくなるところでした。(汗

作戦開始前に参加者一同で記念撮影

川からの清掃はカヌーとラフトとSUPを使用

カヌー班出発!!

中州ではカヌーを降りてゴミ拾い

いろいろな種類の舟が出動しました。

全員無事ゴールしました。

今年もいっぱいのゴミが・・・。(汗
ストーブもあるし・・。

今年の参加者は320名!!
かなり大きなイベントに成長しました。
来年もよろしくお願いします。


第22回尻別川クリーン作戦

今年も尻別川クリーン作戦に参加しました。

22回目の今年は天候のせいか若干参加人数が減りました。

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前日から雨が降り続き、水位も30㎝ほど上がった状況での開催でした。

カヌーやラフトボートの使用に問題はありませんでしたが、

カヌーは念のため栄橋まではゴミ拾いをせず川下りを楽しみ、

流れが緩くなるところからゴミ拾いを開始しました。

清流日本一に何度も輝く尻別川は地域の宝でもありますので、

来年はもっとたくさんの方に、特に地元の方に参加してもらいたいと思います。

カヌーやラフトボートを使ったゴミ拾いは、参加無料で川下りを楽しめるチャンスでもあります。

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武四郎の足跡を探る川下り

江戸時代後期に北海道で活動した探検家松浦武四郎は、

安政4年(1857年)に尻別川の鈴川(喜茂別町)から河口までアイヌの案内役4人と丸木舟2艘で下りました。

その行程を武四郎がまとめた「丁巳東西山川地理取調日誌」には、

ニセコ付近での川下りの様子も詳細に記録されています。

現在のこの区間は水力発電のダムなどで大きく変化している部分もありますが、

山が両側に迫り、川は左右に大きくうねり、分流と合流を繰り返す様は、160年前の当時とそれほど変わらないと思います。

また、ダムの止水部分を除けば、武四郎達を苦しめたフィラ(瀬や激流)が数多くあり、

1日に3里しか下れなかったという難所の面影を残しています。

6月15日、武四郎が記録した尻別川の面影を探りに、カヌーで比羅夫駅からニセコ大橋まで下ってみました。

雪解けの増水期も終わり水位がかなり下がっていて、カヌーでは下れないところも数か所ありましたが、写真をとったり地図を見たり資料を読んだりしながら約3時間ぐらいで下りました。

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武四郎が下ったとされるのは9月中旬から下旬にかけてです。

当時はダムもなく、そのままの森林が残っていた時代なので、いまの尻別川の9月の水量よりはるかに多かったと思います。

今回よりは快適に下れたのではと思いましたが、記録を見るとこの区間に3日も費やしています。

武四郎たちは危険を避けるため、フィラでは船を降り、人力で船を引き上げ移動させたり、ロープを使って船だけを川に流したりして下ったのでした。

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ざっとですがこの区間のフィラをかぞえたら33箇所ありました。ダムにより水没してしまったフィラも加えると40箇所以上はあったと思われます。

また、最大の難所と記録されているのは現在のダムのあたりにあったフィラのようです。日誌には両岸は崖になっており、大岩がゴロゴロと重なり、その間を滝のように水が落ちるとあります。

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この難所では、上にある木に縄をかけ、船を13~14mも引っ張りあげ、笹原を50m引きずりまた縄で川におろしたとあります。さぞかし骨が折れたことでしょう。

 

この近くで野営した武四郎は「河口までどれだけかかるのか、一同心細くなってしまった。ただ、山の霊に無事をいのるのみ」と記しています。

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この後もフィラは続きますが、ニセコの街が近くなったのか両側の山が低くなりなんとなく視界が開けてきます。JRの鉄橋を2回くぐりました。

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フィラの険しさも一段落です。記録では「さっきのところさえ超えれば、この先恐れるところもあるまじと、一同喜んだ」とあります。どのあたりだったのでしょうか?

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ニセコ市街地にさしかかるところに発電所と放水口があり、水量が豊富になります。川がニセコ市街地を流れるようになると多少のんびりできます。この後も旅は続き、蘭越町黄金まではフィラの記録があります。今回はニセコ大橋で上がりましたが、さらに下流の様子も調べるつもりです。

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3日後に同じルートを郷土史研究家の方と二人で下りました。ちょっとした落ち込みで転覆してしまったのですが、防水バックのおかげで資料や機材は濡れませんでした。しかし、江戸時代の筆記用具は墨なので資料は絶対に濡らせないものだったと思います。武四郎にとって記録は何物にも代えがたい貴重なものだったことからも、丸木舟が転覆したり、沈んだりしないように細心の注意を払って難所に挑んだものと思われます。

 


雨の中のスノーシューツアー

昨日のスノーシューツアーはタイからのお客様でした。

雨が降っていましたが、せっかくだからやってみたいとのことなので、

レインウエアーをお貸して出発しました。

寒さ対策はバッチリだったので、雨に濡れさえしなければ問題なさそうです。

この時期、雪はさすがに少なくなっています。沢を渡るのも慎重に安全を確認しました。

大きな沢はもう雪が無くなり、せせらぎを聴くことができました。

寒くない分、森の中のティータイムものんびりできます。

雨の中、ザラメ雪でのツアーでしたが、とっても楽しんでいただけました。

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