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川の流れの緩急が楽しい!

尻別川カヌーツーリングは、のんびり景色を楽しめる穏やかな区間と、爽快な気分を楽しめる流れが速い区間が交互します。

初めてカヌーに乗る方は、流れの速い所にくると少し緊張するようですけど、(もちろん、楽しんでいる人もいらっしゃいますが)

だんだん慣れてくると早瀬が楽しくなってきます。

やはり、瀬を下るときの爽快感とスピード感は格別なものです。

気分を高揚させ、うまく下れた時の充実感を高めてくれます。

そしてそれがその後の、のんびりした区間をさらに引き立てます。

カヌーの上で平穏な気分に包まれて、まわりの景色を楽しめるのです。

流れの緩急は、気分を高揚させたり、逆に落ち着かせたりとアクセントをつけお互いを際立てます。

どちらだけでは楽しめません。

この緩急が必要なのです。

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イワガラミ

カヌーで下っていると、イワガラミがびっちり巻きついている樹を見つけました。

あまり派手な花ではないけど、たくさん咲くので遠くからでも目立ちます。

花びらみたいに見えるのは、「装飾花」といって虫にアピールするためとか。

本当の花は、真ん中にある小さい粒が集まったように見えるやつ。

これが受粉して種になります。

同じようなものにツルアジサイがあります。

ツルアジサイの装飾花は4枚、イワガラミは1枚です。

種になるとイワガラミはしぼんでしまって、枯れたススキのようになりますが、
ツルアジサイはパリッとして元気な感じです。

どちらも樹や岩にからみついて、高い場所に登って行きます。


カヌーの先端を保護する

カヌーの先端から底部にかけて茶色い物がついています。

これは、一番痛みやすいカヌーの先端部分と先端底部を保護するものです。

離岸するとき、接岸するとき、常に先端底部は岸に接触します。

その為、発着を繰り返ししているうちに削られて穴が開いてしまうのです。

それを防ぐ為、とっても強いアラミド繊維マットをポリエチレン樹脂で固めて装着して、

摩耗から守ります。

アラミド繊維はケブラーとも呼ばれ、防弾チョッキにも使われる強い繊維です。(がとっても値が張ります)

これをカヌーの先端から底部にかけて、一番摩耗しやすい部分の上から貼り付けます。

まず、エポキシ樹脂を塗り、上からアラミドマットを重ね、さらにエポキシ樹脂を染み込ませるように塗っていきます。

全体になじませたら乾くのを待ちます。エポキシが固まるのに24時間は必要ですし、気温が低いと固まりません。

なので、夏場でしかできない作業です。

今回は市販の「スキッドプレート」というものを使用しています。倉庫に眠っていた最後のものです。

スキッドプレートは10年前に比べると値段がかなり上がり、入手も困難になってきています。

アラミド繊維と用途に合ったエポキシ樹脂が手に入れば、自作も可能かと思います。


こんな使い方もできる!

修学旅行のカヌー体験が2校重なっていた日がありました。

岸に並べられるカヌーは1校分しかなく、

時間も重なりそうです。

なんとかスムースに出艇できないものかと考えて、

岸の5~6m先にある中州を利用することにしました。

岸側に1校分のカヌーを用意し、中州に橋をかけもう1校分のカヌーを用意します。

そして橋はカヌーで作ることにしました。

カヌーで作る浮桟橋です。

使ったカヌーは8艇。

岸側のカヌーを木に固定し、横につないでいきます。

中州側には固定できるものがないので、2艇のカヌーを岸に乗り上げさせてアンカー代わりに使用しました。

上にコンパネを敷いて出来上がり。

結構安定していて、問題なく中州に50人を渡すことができました。

全員渡り終えたら、橋はすぐにばらして生徒達が使います。

意外と簡単にできることがわかったカヌー桟橋。これからどんどん活用していきます。


パノラマライン開通

本日、やっとパノラマライン開通です。

かなり残雪があるかなと神仙沼に行ってみたのですが、

ぜんぜんなくって肩すかしを喰らった感じです。

去年の開通日には、たしか神仙沼は雪が覆っていた筈と、

去年の開通日から二日後の神仙沼の画像、

今日の神仙沼の画像で、

同じ角度から撮ったものを比べてみました。

上が去年の画像、下が今年ですが、雪の量がぜんぜん違います。

今年はほとんど雪が無くなるまで危険と判断されていたのでしょうかね。

残雪の神仙沼も好きなので、ちょっと残念でした。

しかし、すでに神仙沼は花が咲きはじめています。

花が好きな方にはちょうどいい時期の開通でした。

もし、今迄みたいに暖かい日が続いたら、

これからどんどんいろんな種類の高山植物が咲き始めますよ~!!

もしよかったら、NOCのネイチャーガイドと見に行きませんか?(^^)/

PS、フェイスブックのアルバムにも画像があります。よかったらご覧ください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.535241706511769.1073741833.380645501971391&type=1&l=534c7fdaf0


CANOE & BIKE & FISHING

川下りのとき、いつも頭を悩ますのが「どうやって帰ろうか?」ということです。

カヌーを川まで車で運び、川を下って数キロ先でゴール。

さて、問題はこれから。スタートの車までどうやって戻ろうか。。

ある時は歩いて帰ったり、バスに乗ったり、と様々な方法をやってますが、

やはり自転車が一番。

カヌーはゴールにおきっぱなので、のんびり歩いていくのはちょっと落ち着かないし、

バスはなかなかいい路線・時刻がない所が多い。

その点、自転車ならカヌーにも積めるし、歩くよりは全然早い。

蛇行する川のそばに、直線的な道路がついていれば最高です。

今日は水量の多いこの時期しか下れないコースを、自転車と釣竿を積んで下ってきました。

カヤックに比べ、積載能力がダントツに高いカナディアンカヌー。

そこそこの瀬も大丈夫だし、一人でコントロールできるし、やっぱりカナディアンはいいな~ !(^^)!

途中でカヌーを岸につけ、竿を振ったり、ボーっと景色を眺めたり、6.5kmの距離を2時間ほどのんびりと下りました。


ニセコのツートップ、羊蹄山とアンヌプリ。

ゴール後、カヌーを引き上げて、自転車で4.8kmを20分ほどでスタート地点に戻りました。


残雪もそろそろ見納め

いきなり夏ですか?

と思わず口にしたほどの気温変化。

ストーブなしではいられなかった日々から一転、昨日は27℃もありました。

どうなってるんでしょうかね最近の天気は。

雪解けもどんどん進んでいます。

五色温泉と倶知安を結ぶ道道58号も開通しました。

パノラマラインの開通もすぐでしょう。

カヌーを楽しみながら眺める山々の残雪も、

だんだん細く短くなってきましたよ。

季節の移ろいを感じますね。

こんな景色もそろそろ見納めです。

やっぱり羊蹄山は雪が似合いますね。

尻別川との共演もバッチリ。

それにカヌーが加わると、最高の絵になります。

羊蹄山、尻別川、カヌーは最強トリオですね。

もちろん、ニセコ連峰の山々だって素敵です。

お客様は長野からのご参加でした。

すごくいい絵になってます。