前回の投稿から10日たちました。
どんどん雪解けは進んでいます。
かなり無くなったでしょう。
じつはどうしても倉庫の扉を開ける必要があり、排雪したんですね。
雪壁の高さを見ると・・・、
そんなになくなっていないことがわかります。ガクッ!
おとといスキーに行ったのですが、山頂から麓まで充分楽しめました。
いまどき土が出ていないなんて珍しい。
春の晴れた日のスキーは最高です。
今年は春スキーの当たり年。楽しみましょう!
作成者別アーカイブ: MINAMI
エイプリルフール
今日、4月1日。
エイプリルフールでしたね。
どんなうそをつきましたか?
このニセコに暮らしていると、4月はまた特別な月なんです。
スキー客を相手にしている宿泊施設は、大体明日か明後日のチェックアウトで今期の仕事納めなんではないでしょうか。
ナイターは今夜が最終日でした。
明日が仕事納めという飲食店も多いはず。
皆さん、お疲れサマでした。
また来年も会いましょう。
春なのにお別れっていうのもさみしいですね。
実は、僕は夏でも雪が溶けない方法を知ってます!
みんなでこのまま一年中楽しもうじゃありませんか!
な~んて、4月バカでした。
お粗末・・・。
雪解け予想3
ホームページも春らしくなりました。
裏の倉庫の雪もずいぶん減りましたね。前回の投稿から10日後の様子です。
それでもこの調子でいくと5月まではありそうな・・・。
本当に怖い「エキノコックス」
先週、倶知安風土館で「エキノコックス」についての講演がありました。ちょっとショッキングな内容でした。
講師は北海道酪農学園大学・環境動物学の神谷正男教授です。
私自身も野山に出かけますし、ガイドとしてお客様を案内する立場なので、この「エキノコックス」に関しては多少の知識もあり、キツネの話題になると必ず注意を呼びかけていました。ただ、じっさい周りに発病した例も無く、血液検査で判明するのでそんなに深刻に考えていなかったのが本当のところです。しかし今回の講演で改めて「エキノコックス」の恐ろしさを感じ、これは真剣に考えないといけないと思いました。ちょっと長くなりますが、エキノコックスについて講演で聞いたことを書きます。
「エキノコックス」
皆さんは御存知でしょうか?
北海道の方なら御存知でしょうけど、本州ではどうなんですかね。
これは寄生虫なんですが、かなり危険なんです。
成虫はキツネや犬の腸内にサナダムシと同じように寄生しています。そして200個ほどの卵を糞と一緒に野外にばら撒きます。
この卵が間違って人間の口に入ってしまうと、とても恐ろしい結果を招きます。
卵からかえった幼虫は肝臓で無性繁殖(どんどんクローンを作る)をしていきます。最終的には何万匹という幼虫が肝臓の中でうようよと這いずり回るのです。
肝臓はこの幼虫のため腫れ上がってきたり、蜂の巣みたいな穴が空いていきます。肝臓内の静脈が肥大でつまり血流も悪くなります。自覚症状が現れにくく、発見された時はもう手遅れという状態が多いのもこの病気の恐ろしさです。
神谷教授は「病状はガンと同じ」と言われました。治療もガンと同じで冒されたところを切除するしか方法がありません。
自然界ではこの幼虫をネズミが持っています。
エキノコックスに冒されたネズミは肝臓が3倍にも膨れ上がり動きが鈍くなります。
プックリ太ったおいしそうなネズミ。
キツネや犬はそう思うでしょう。
このネズミを食べたキツネ、犬、タヌキなどが腸に成虫を飼い、卵をばらまくのです。
みなさん、かわいいからといって絶対にキツネにさわらないでください。体毛に卵がついている可能性があります。
接触しない、帰ったら手を洗う、生で山菜を食べない、沢水は沸かして飲む。
これを守ればエキノコックスは防げます。北海道に来られる方は必ず覚えていてください。
それから犬を連れて旅行される方は、北海道の大自然で思いっきり走らせたいのはわかりますが、絶対に放してはいけません。犬もネズミを食べる可能性があります。
北海道のキツネの4割強がエキノコックスを持っているといわれます。犬、キツネが一番成虫に適しているのです。本州にエキノコックスを広げないでください。
もともと北海道にもエキノコックスはいませんでした。半世紀ほど前、ネズミの駆除のため千島列島から人間がつれてきたキツネがエキノコックスを持っていたのです。これが始まりです。
現在、毎年10~20人の感染が報告されています。ほとんどが症状が出てきて発見されているそうです。ですから潜在的にエキノコックスを持っている人はまだ多いかもしれません。
キツネの感染率からいうと、道南と札幌周辺の地域が特に注意が必要です。
皆さん!気をつけましょう。
わが町倶知安では、キツネに虫下しの入ったえさを与えることで感染しているキツネを減らす対策をとってます。キツネは縄張り意識が強いので、感染していないキツネがいるテリトリーにはエキノコックスもいないといえるそうです。
ニセコ周辺のキツネの感染率は14%ほど。早く0%になってほしい。
野生動物に餌を与える行為になるのですが、そんなことを言ってる場合じゃありません。この対策が全域に広がり、北海道からエキノコックスがいなくなることを願います。
安心して野山で遊べる環境を次の世代に残したいですよね。
雪解け予想2
排雪を行なってから10日後の状況。
何回か降雪があったにもかかわらず、着々と目減りしていってます。
これが春の力ですね。がんばれ!
しかし、まだ冬芽が割れたのを見ていないような気が。。
植物は、「まだあるな」と感じているのでしょうか?
ホワイトステージ・しりべし「雪のワンダーランド」2
今日、イグルーが完成しました。
観光協会や役場、その他いろいろな皆様にお手伝いいただき、なんとか完成です。ありがとうございました。
さて、心配なのは明日のお天気。
できれば気温氷点下で日本晴れが望ましいのですが、あいにくプラス気温で雪か雨ということ。
強度を第一にコーンヘッド型にしたのですが、最悪の場合、外から見るだけになるかもしれません。
寒波到来
先日投稿した「雪解け予想」、なんだか心配になってきました。
あれからチョコチョコと積雪があり、更に今日はドカッと降っています。
この前、ヒラフスキー場のゴンドラに乗ったら、出口の階段が無い!なんと積雪で出口より地面が高くなっていました。
また明日からは春めいた日が続くようですが、一進一退を繰り返して徐々に雪もなくなるのでしょう。
あと一ヶ月でどれだけなくなるやら・・・。