キュルキュル・・・
わたしもビックリですが、たぶん相手のほうがびっくりしたのでしょう。
エゾリスの声です。
枝の上のほうで、行ったり来たり、・・・・わたしを気にしているのでしょうか?
耳の先の毛が長くなり、冬毛になっています。
横の木に飛び移り、隠れてしまいました。
エゾリスは、冬眠しないので、冬も会うことがあります。
10月19日、イワオヌプリに行ってきました。
前日18日は、ニセコの平地でも、ひょうが降る寒い日(7℃くらい)でしたが、
この日は暖かく今シーズン最後!?の行楽日和(15℃くらい)とういうかんじ。
(ここから3日くらいあたたかいらしいが)
久々にお天気に恵まれたので、どこかに行かなきゃ!!と思いたち、でかけてみました。
標高の低いところはまだ紅葉がきれいです。
標高の高いところは、もう葉が散っていますが、
ダケカンバの白い幹が浮かび上がるこの光景もわたしは好きです。
この暖かさに誘われたのか、アンヌプリ側も、イワオヌプリ側も駐車場はほぼ満車でした。
イワオヌプリと言えば、最初の階段が急なイメージを持っている方も多いと思いますが、
あたらしい階段に変わり、とても登りやすくなりました。
登り始めると何人にも会いました。
何だかうれしい気分。
わきには前日の雪が残っています。
イワオヌプリは、明治から昭和12年まで硫黄を採掘していました。
地域経済を支え、山中には、小学校や映画館もあり、一つの町が形成されていたそうです。
この山に登ると、その当時の暮らしぶりを想像したりします。
山頂が近づくと、岩も増え、また登山道がはっきりしていないので、悪天候時は、注意が必要です。
山頂付近に前日の雪が結構たまっていました。
踏みしめると半年ぶりにやわらかい雪の感触!
パウダースノーが、すこし待ち遠しくなりました。
お天気が良いので大沼もはっきり見えています。
登り始めて1時間半、
ようやくピークです。
さすがに風が強い。
向こうに見えているのは、ニセコアンヌプリです。
駐車場でアンヌプリを目指す、と言っていた人たちは今どのあたりにいるのかしら?
素晴らしい天気に恵まれ、満足な時間でした。
前回の台風で土砂崩れが起き、神仙沼へむかう道道66号線が、通行止めだったため、代替として半月湖を最近はご案内していました。
写真には写っていませんが羊蹄山がバックに見えます。
羊蹄山のふもとに位置する半月湖は、神仙沼にくらべ木の種類が多く、また鳥も多いことで知られています。
湖面には、マガモの姿が見えました。
また、湖の向こうの林から、コロコロコロ・・・、キョーンというよく通る声が聞こえます。
この声の主わかりますか?
実は天然記念物のクマゲラです。
飛んでいるときは、コロコロコロ・・・・と鳴き、とまるとキョーン、キョーンと鳴きます。
全身が真っ黒で、後頭部が赤いのが特徴です。
46cmの大きな鳥ですが、なかなかその姿にお目にかかれないのです。
クマゲラは、舟彫り型と呼ばれる楕円形の大きな穴を幹に彫ります。
そのためアイヌ語でチップタッチカップカムイ「舟・彫る・鳥・神」と呼ばれています。
NOCのイメージキャラクターにもなっています。
半月湖の紅葉は例年なら10月中ごろからですが、
まだ緑の多い中、一足早く黄色になっているイタヤカエデが目立っていました。
この時期ならではの、実を付けている植物をみることができます。
きょう9・22の午後から、道道66号線が開通しましたので、明日からは神仙沼ツアーが再開です。