カテゴリー別アーカイブ: ネイチャー通信

神仙沼、大谷地から

神仙沼のレストハウスからのルートは、木道の補修工事のため、7月26日まで平日通行止めとなっていますが、大谷地からは歩くことができます。

大谷地からのコースは、ときどき木道があるものの、草やツタウルシが道にかぶさっているため、気をつけて歩く必要があります。

こんな木も木道にかぶさっています。頭上にも注意が必要です。

雪の重さのため、ねじれて成長しているダケカンバです。

湿原に出るまでに、出会ったお花

アカモノ

ゴゼンタチバナ

   ハナニガナやマイヅルソウなども咲いていました。

30分ほど歩くと、視界が開けてきます。いよいよ神仙沼湿原に到着です。

いつものコースだと物足りないと感じる方には、ちょうどよいハイキングコースかもしれませんね。

トンボが日に日に増えているように感じます。(カオジロトンボ)

湿原には、トキソウ、エゾカンゾウ、ワタスゲ、ヒオウギアヤメなどがさいています。

チングルマの実も人気です。


川の楽校

倶知安町の小学4年生を対象に尻別川で「川の楽校」を実施しました。

小学校のすぐ近くを流れる尻別川。

どんな生き物が棲んでいるのか?子供たちは興味津々です。

川で活動するときは、必ずライフジャケットを着用しましょう。

安全についての啓蒙活動も目的の一つです。

暑くなって日本各地で川の事故が起きています。

特に子供たちの事故は聞くだけで胸が痛みます。

川で遊ぶときはライフジャケット。

浸透してほしいと願います。

川の危険について学習した後は、お待ちかねの生き物さがしです。

ただ眺めていただけでは何もいない川の中ですが、箱メガネでそっと覗いてみると。。

いるいる、小さい魚。

大きな石の裏には、水棲昆虫がいっぱいいる。

たくさんの生き物がいるとわかったら、捕まえてみよう。

しらない川の中の世界に子供たちはワクワク。

獲れた獲れた!!大はしゃぎの子供もいれば、じっくりと底を覗く子供、昆虫が気持ち悪くて網の中に手を入れられない子供もいます。

獲れた魚や昆虫は、水槽にいれて観察します。

何種類かの水棲昆虫と、魚が獲れました。

それぞれ特徴があり、大きさも様々です。

ところで、タモ網で捕まえられた魚しか、ここにはいないと思う?

すばしっこく警戒心の強い魚は、近づくと逃げてしまいます。

そこで、そういう魚は釣りで捕まえるのです。

たくさんの魚と昆虫を捕まえられることができました。

じっくり観察して、スケッチしたら、元の棲みかに帰してあげましょう。

いろいろ調べさせてくれてありがとう。

みんなが暮らす地域に、こんなに豊かな自然があることを誇りに思ってね。

それが我々の伝えたかったことです。


神仙沼 7月14日

ニセコは、きのうも素晴らしいお天気だったのですが、神仙沼周辺は霧がかかっていました。

ここだけほかとはお天気が違うことはよくあることなのです。

歩きやすく、ハイキングにお勧めなのですが、

★7月16日(火)~7/26(金)までは、木道の補修工事のため、平日通行止めとなります。
 土・日は通行可です。

神仙沼は、ただいま初夏のお花でいっぱいです。

エゾカンゾウ

トキソウ ランの仲間 湿原に今たくさん咲いています。

コツマトリソウ

モウセンゴケ 白いお花が咲きます。

もうすこししたら、沼にはネムロコウホネの花が見られるでしょう。

ミツガシワの花はもう終わりです。

この季節ならではの、ヤゴの抜け殻もみつけられるかも・・・。


うなぎvsカモメ

最近カモメがよく飛んでいます。

もちろん尻別川のカヌーコースのお話ですが。

海から20kmほどとそんなに離れていないので、

潮風に乗ってやってくるのでしょうか。

川では瀬に乗って遊んでいる姿をよく見かけますが、

どうやらただ遊びに来ているわけではなさそうです。

この時期はヤツメウナギの産卵期。

産卵は浅い砂利の平瀬にオスメスが集まり行われます。

水が澄んでいれば、空からは丸見えなのです。




いきなりくわえられたヤツメウナギも必死に暴れて抵抗しますが、

カモメの鋭い嘴からは逃げられません。

カモメはウナギを嘴にしっかりと挟んだら、どこかへ飛び去って行きました。

この時期はこういう風景がたまに見られます。

先日のカヌーツアーでも、休憩ポイントの脇でバトルを繰り広げておりましたよ。

年々数が減っていて、絶滅が心配されるヤツメウナギ。

ついついヤツメウナギの方を応援したくなりますね。


パノラマライン開通

本日、やっとパノラマライン開通です。

かなり残雪があるかなと神仙沼に行ってみたのですが、

ぜんぜんなくって肩すかしを喰らった感じです。

去年の開通日には、たしか神仙沼は雪が覆っていた筈と、

去年の開通日から二日後の神仙沼の画像、

今日の神仙沼の画像で、

同じ角度から撮ったものを比べてみました。

上が去年の画像、下が今年ですが、雪の量がぜんぜん違います。

今年はほとんど雪が無くなるまで危険と判断されていたのでしょうかね。

残雪の神仙沼も好きなので、ちょっと残念でした。

しかし、すでに神仙沼は花が咲きはじめています。

花が好きな方にはちょうどいい時期の開通でした。

もし、今迄みたいに暖かい日が続いたら、

これからどんどんいろんな種類の高山植物が咲き始めますよ~!!

もしよかったら、NOCのネイチャーガイドと見に行きませんか?(^^)/

PS、フェイスブックのアルバムにも画像があります。よかったらご覧ください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.535241706511769.1073741833.380645501971391&type=1&l=534c7fdaf0


半月湖情報 6/4

半月湖周辺はただいま新緑の季節です。

これからお花が咲きそうなマイヅルソウ

おおらかなホオノキ・・・なんとなくユニーク

【今見頃のお花達】
オオカメノキ(スイカズラ科)

シラネアオイ(キンポウゲ科またはシラネアオイ科の日本固有種1属1種)


ヒトリシズカ(センリョウ科)

ニリンソウ(キンポウゲ科)くせがなくおひたしで食べられます。
猛毒のトリカブト(花は紫)と葉が似ているので注意


桜もまだ咲いていました。

残雪の羊蹄山がバックにみえます。
鳥のさえずりもよくきこえ、すてきな時間を過ごせますよ。


やっと春

今年の春は寒い日が多く、雪解けも遅れています。
そのため川の増水はいつもの春ほどではなく、農家の畑仕事も遅れ、咲くべき花も咲かずという5月をすごしています。
とはいえ、最近は暖かい日も増えてきてやっと春らしくなってきました。


町内の公園ではやっとカタクリやエゾエンゴサク、キクザキイチゲなどが満開になりました。
例年はゴールデンウィーク頃見頃になるので、2週間ほど遅れています。


太陽の光を浴びてカタクリの花びらは思いっきり反り返っています。

カタクリなどが咲き終わる頃に主役となるべく、ニリンソウも準備中。

別な場所の沢沿いではエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)なども咲いています。

森を見るとキタコブシの白い花が咲いています。桜ももうすぐ咲くでしょう。
やっとニセコに春がきました。