カテゴリー別アーカイブ: ネイチャー通信

カヌーから見える自然

カヌーに乗りながら自然の営みを見て楽しむ。

カヌーツーリングのだいご味ですね。

今日は、カヌーツーリング中に見ることができる、尻別川の自然を少し紹介します。


バイカモ

きれいな水に咲く、梅の花に似た水草です。

尻別川では下流域にあたる蘭越町付近でも見ることができます。

年々増えているように感じます。


オニグルミ

沢や川沿い多い広葉樹。

この実は食べれますが、ちょっと処理が必要。

昔、アイヌ民族はこの木の汁で黒色の染料を作っていました。


エゾノニワトコ

もうニワトコの実がなる季節になりました。

別名接骨木ともいわれ、打ち身、ねんざ、骨折に、この木の粉末を水で練って患部に張るとか。

さて、本当に効くのでしょうか?

遠い昔、この赤い実で果実酒を作っていたようです。


ミヤマカラスアゲハ

ゴール付近で最近たくさん飛んでいます。

たまに地面に舞い降り、吸水しています。

青みがかった美しい翅をもつ蝶です。

このほかにもたくさんの自然を見ることができます。

貴重すぎてブログでは書けないものもありますよ。(笑)

是非、参加頂き、ご自身で確かめてください。


神仙沼情報 7/18

ここ数日、小雨が続くニセコでした。

湿原の中では、ピンクのトキソウが目立ちます。
ちいさな花ですが、蘭の仲間です。

チングルマの花のあとも、なかなかかわいいものです。

お花の時期も、とても人気のある花ですが、この時期も人気があります。

「図鑑では見たことあるのだけど、本物を見たのは初めてだわ!」と先日の客さまは、
よろこんでいらっしゃいました。

見たい!!と思っても、自然のお花なのでなかなかタイミングが合わないのですが、
そのときどきで、お花たちはいい表情を見せてくれているように思います。


大きくなってきた雛たち

鳥たちの成長には目を見張ります。

生まれて2週間ほどで巣立ちをするのですから、

人間からみたらあっという間ですね。

数日前には巣の中で何羽いるのかわからないほどでしたが、

もう、巣から出てポーっと立っているやつもいますよ。

狭いし暑いのかな?そこは人間と一緒。


<頭は親鳥と変わらない大きさになってきました>

まだまだ親鳥は仕事がいっぱいです。

どんどん大きくなる雛は、食欲も旺盛になり、

しきりに餌を運ばないといけません。

事務所の周りの虫たちを凄い勢いでくわえていきます。

昨日は事務所に入った蝶を捕まえて、ドアから逃がしたら、

あっという間に捕まえられて巣に運ばれました。

飛んでる虫も上手に捕まえます。


<大きな口をあけて親鳥にアピールします。>

また、天敵に襲われないよう警戒も必要です。

巣の近くにある玄関に近づくと、

チッ、チッ、と鳴いて警戒します。

餌をやる時は、どちらかが高い木の上に留まり見張りをしているようです。

こんなに両親が一生懸命頑張って育てている雛です。

全員無事に巣立ちを迎えてくれよ!


「おう!まかしとけ~!!」


神仙沼情報 7/12

今日はお天気も良くなり、気持のよい神仙沼ネイチャーツアーでした。

湿原に入ると、エゾカンゾウやヒオウギアヤメが咲き、神仙沼のお花が一番賑やかな時期を迎えました。

7月、8月といえども、神仙沼は肌寒い日も多いのですが、きょうは暖かです。

今日は、トンボも多かったです。

ルリイトトンボやカオジロトンボ・・・・。
恋の季節です。

朝は霧がかかっていましたが、あっという雲が動き、チセヌプリも姿を現しました。

初夏の神仙沼を感じるツアーでした。


雛が生まれました

以前に紹介したハクセキレイの夫婦。

[NOCスタッフブログ]今年も・・・

その後、立派に5羽のひなを孵しました。

もっと人の出入りが無いところに巣を作ればいいものを、

玄関の横なんかに作るもんだから、

雛がかえったらめちゃくちゃ警戒しだして、

それでも、せっせと餌を運ぶので、

こちらもなんだか気を使います。


このつがい、おそらく去年も同じ過ちを犯しています。

[NOCスタッフブログ]カヌーに鳥の巣

この時も近づかないように気をつけていたのですが、

やはりカヌーの準備とかで刺激してしまい、たまらず放棄したようです。

さて、今年は窓の外を頻繁に行き来するのを横目で見ながら、

無事に孵るのだろうかと心配しつつ、

たまに、写真など撮らせていただきました。

巣の位置は、私のすぐ後ろの窓の上です。

いつも出かけたり戻ったりする気配を感じます。というか、パソコンの画面に影が反射してわかります。

「おめでとう!これからが大変だけど、がんばれよ!」

と声をかけると、

「ありがとう!去年の子共達の分まで、頑張るよ!」

と目の奥に光るものを湛えながら答えてくれました。

頑張って子育てしている映像はこちらです。


神仙沼情報

神仙沼は、順番にいろいろなお花が咲き、
いつ行ってもとても癒されるところなんですが、
この時期はお花がとても多くなるころです。

今年はいつもよりお花が遅れているように思いますが、
かえってそれが、たくさんの種類が一度にみられて
うれしく感じます。

湿原に入ると木道のわきに風に揺られてワタスゲが。

これからもっと増えそうです。

湿原の中には小さなコツマトリソウ

沼の中には、ミツガシワ

そして、沼のわきには羽化したばかりのトンボの姿が

季節ごとに表情のある神仙沼です。
次はエゾカンゾウかな


花と湿原のニセコ連峰トレッキング(3)

今日は鏡沼です。

実は、【花と湿原のニセコ連峰トレッキング】ではあまり行きません。

しかし、ニセコにある美しい湿原と沼のひとつで、

神仙沼とまた違った趣があります。

ワタスゲとツルコケモモの群落が見事です。

でも、今回は少し早かったみたい。

ところどころ残雪が行く手をふさぎます。

沢も行く手をふさぎます。
(ちょっとおおげさですが・・汗)

しかし、登山口から1.8km。
たどりついたら楽園でした。


この日はちょと曇りで風がつよく寒々としてますが、
晴れて風がなかったら、まわりの木々や山々が湖面にうつるまさに鏡沼。
浮島も漂ってます。

ワタスゲの綿がちょっとできてます。
もうすぐ見事な風景になりますよ~♪

ゼンマイの群落もあります。

数日して葉が広がると、まさに「シダ」ってかんじになります。


アップで見ると原始時代の植物みたい。恐竜が食べてそう。
デポン紀ぐらいが起源らしいけど、なんかそんな感じしますね。(よくわからんけど)

今回は行きませんでしたが、ココからアンヌプリ山頂にもいけます。

ニセコのトレッキングはたくさんのコースがあり、それぞれに見どころがあり、

ほとんど半日~1日の日帰りでいけます。

深く厳しい山もたまにはいいですが、ニセコのような親しみやすい山も私は好きです。