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紅葉の羊蹄山

85.9:262:350:0:0:ニセコと羊蹄:left:0:0::


10月に入り、羊蹄山の紅葉もどんどんふもとに下りてきました。


例年に比べると遅いですが、着実に秋は深まっています。


いま、ニセコはジャガイモの収穫に追われています。


夏に白やピンクの花で目を楽しませてくれたジャガイモたち。


今度は食卓で舌を楽しませてくれます。


ふのとの町まで紅葉が下りてくると、朝晩はストーブが恋しくなります。


やっぱり人気のカブトムシ

ぐずついた天気が続いています。
そんなニセコにも、ようやくクワガタやカブトムシが姿を現してきました。(カブトムシは本来、北海道には生息していなかったのですが、今では普通に見られます)
11.9:182:137:0:0:IMG0493a:left:0:0:立派なツノのオス:
9:182:137:0:0:IMG0501a:right:0:0:対して小さなツノのオス:


これは幼虫の時に栄養を充分とれたか、とれなかったかの違い


13.6:113:85:0:0:IMG0173a:right:0:0::
落ち葉を集めて腐らせた土の中からカブトムシの幼虫を見つけたのはゴールデンウィークの頃。
その後、6月・7月の雨の少ない時期に腐葉土が乾いてしまい、サナギにならずに死んでしまった者、サナギになってひからびてしまった者、かなりたくさんいました。


そんな環境に耐えぬき、成虫になった彼(彼女)らの短い夏がはじまりました。


表大雪6

沼の平が期待していたほど花が多くなかったのに対し、当麻乗越から当麻岳~安足間岳~永山岳間は予想を上回る花園で、楽しくてぜんぜん疲れを感じないほど。


山頂には厚いガスがかかり、展望はあきらめていましたが、高度が上がるにつれだんだん晴間が見えてきました。


34.3:300:225:0:0:DSCN2699:left:0:0:ガスが切れるとこの景色!:


これだから山歩きはやめられませんね。息を呑むチングルマの大群落。


35.8:225:300:0:0:DSCN2696:left:0:0:ゴツゴツした岩肌を、高山植物がやさしく覆っています:


霞がいい演出をしてくれました。幻想的ですね。


33:225:300:0:0:DSCN2694:left:0:0:山頂が見えてきました:


当麻岳、安足間岳は尾根上のピークで、いつの間にか登頂できてしまいます。


そしてその後の安足間岳~永山岳、永山平はさらに素晴らしい景色が広がっていました。


表大雪5

33.9:300:225:0:0:DSCN2687:left:0:0:エゾジカの足跡。夏には高原地帯にも出現します。:



沼の平から当麻乗越分岐間は笹も小さくなり快適に歩けます。


花も数種見ることができました。


21.2:300:225:0:0:アラシグサ:left:0:0:アラシグサ:


気候の激しいところにはえるから嵐草となったようです。


11.1:200:150:0:0:IMGP0913:left:0:0::
9.1:200:150:0:0:IMGP0915:left:0:0::


この2枚の画像はウコンウツギ。ニセコではイワオヌプリ周辺で見られます。


花の中央部の色が違いますが、受粉前と受粉後とで色が変わるようです。


23.1:300:225:0:0:アオノツガザクラ:left:0:0:アオノツガザクラ。ナキウサギの好物だそうです。:


半月湖から40分ほどで当麻乗越へ到着。沼の平がきれいに見渡せます。


29.4:300:225:0:0:沼の平:left:0:0:この写真は乗越の手前で撮ったもの:


25.7:300:225:0:0:DSCN2690:left:0:0:当麻乗越分岐。トウマノッコシと読みます。:


ここから当麻岳への登りは、岩礫地の楽しい歩きです。


表大雪4


愛山溪登山口から、沼の平まで1時間ぐらい。


18.7:300:225:0:0:IMGP0902:left:0:0:チシマヒョウタンボク:


三十三曲りというきつい登りを越えると、緩やかな道になりますが、笹のトンネルが行く手を阻み、終わったと思うと今度はハイマツトンネルと、快適ではありません。


視界が開けると沼の平です。


あまりお花はなかったですが、ワタスゲがきれいでした。


22.3:300:225:0:0:IMGP0912:left:0:0::


まだ、雪渓の残っている半月湖をこえ、しばらく沼の点在する木道を歩くと、当麻乗越分岐に至る登りが始まります。


24.1:300:225:0:0:DSCN2683:left:0:0:雪渓が木道をふさぐ、半月湖:


表大雪3


7:30に愛山溪温泉を出発。


沼の平から当麻岳、安足間岳、永山岳を周って愛山溪温泉へ戻る予定。


駐車場からコマドリの声が響いてます。今日もいい山歩きになりそうな予感。


その期待に応えるように、いろいろな花が出迎えてくれました。


42.5:300:225:0:0:登山口:left:0:0::


愛山溪温泉から林道を少し行くと登山口があります。


20.6:300:225:0:0:ギンリョウソウ:left:0:0::


ギンリョウソウ。


ニセコでは神仙沼周辺で見れます。光合成を行わないので真っ白な色をして、別名「ユウレイダケ」とも言われます。


17.4:300:225:0:0:エゾクロウスゴ:left:0:0::


エゾクロウスゴ。


食べれます、おいしいらしいけどエキノコックスが怖いので見るだけ、見るだけ。もちろん国立公園内なので、狐がいなくても食べちゃだめです。


29.6:350:262:0:0:ミヤマリンドウ:left:0:0::


ミヤマリンドウ


登山道脇にひっそりと咲いていました。


もう少しで沼の平に到着です。