先日チセヌプリでキツネを見ました。
「おっ、キツネだ」
なんて思っていると、ダッシュで近寄ってきました。いわゆる「観光ギツネ」です。
自分を守る上でのエキノコクスの問題もありますが、
http://www.noc-hokkaido.jp/wordpress/wp-content/index.php?UID=1143435729
野生動物を守るためにもこんな子ギツネが増えて欲しくありません。
というのも、「エサを与える」行為は餌目的で道路に出てきたキタキツネを自動車に轢かれる危険に晒すことになるのです。人間に頼ることによって餌を自分でとることを忘れ、観光客の少なくなる冬季には餓死する恐れもあります。
さらに悲しいのは、人間の食べ物を餌としていることで(そのほとんどはキツネにとっては甘すぎる食べ物)、それが下剤として作用してしまいます。そして、体力が衰えた結果、寄生するダニによって「疥癬病」(かいせんびょう)という皮膚病に侵され毛が抜け落ちて死んでいってしまうのです。
毛が抜けて寒いのか、農家の納屋などの室内で人知れず死んでいくキツネを初めて見た時はショッキングで、人間の罪を見たようでした。
エサを与えてあげることは、決して優しさとは違います。
これからの時期は観光客が急増する北海道、こういう事も知って欲しいと思いました。
すこし重くなりました・・・。
カテゴリー別アーカイブ: ネイチャー通信
真夏の暑さ
今日は全国的に暑かった様で、ニセコもかなり暑かったです☆
そんな中、久し振りに山へ行って来ました。
最近カヌーの機会が増えて、山の方は1週間ちょっとご無沙汰だったので
行きたかったんですよね。神仙沼の花達も気になっていたし。
本日のルートは、神仙沼~長沼~シャクナゲ岳~白樺山~戻り(往復)
縦走ルートを往復するのも面倒ですけど単独なので仕方ない…。
天候はガスっぽくてイマイチでした(・д・)
でも今シーズン初顔の花達や山頂付近で高山にいる鳥達も結構見れたので
満足♪
神仙沼ではゼンテイカ(エゾカンゾウ)やヒオウギアヤメも咲き始めましたよ。
それにしても今日は本当に暑かったです。。湿度も高くて蒸し暑い。
山を歩きながら汗が滝の様に出てきてました(笑)
花が次々と
7月になって暖かい日が続き、神仙沼のお花達も続々と咲き始めています。
今シーズンは全体的に開花が遅れているな~と思っていましたが大分追いついてきたかな!?
今回は3日位前から咲き始めたミツガシワを載せます☆☆
今年は例年よりたくさん咲きそうな予感♪
ようやく・・・
つぶやき日記でも紹介している神仙沼。
先週の雨などで一気に雪が融け、木道も完璧に出ていて問題無く歩き回れます♪
今年は例年に比べて花の開花時期が遅れていますが、ようやく湿原にもカワイイ花達が咲き始めていますよ。
ワタスゲの花やショウジョウバカマ、エゾイチゲなんかが見頃です。
今年はどの花がたくさん咲くのでしょうか!?
花がどんどん移り変わっていくので、訪れる度に発見と感動があります☆
アオバト
アオバトという鳥がいます。
きれいな緑色をしたハトです。
僕が初めて北海道に来てこの鳥の声を聞いた時は何だか分からず、かなり不気味で「なにがいるんだ!?」と驚いた記憶があります。
大きくないけど、響く声で「アーーオーーアーオー」と悲しげに鳴くのです。
昨日、このアオバトが海水を飲みに来る、というところに行きました。
鳥というのは下を向いて水を含んでから上を向いて飲み込む、という動作を繰り返すものですが、彼はあの悲しげな声とは裏腹に「ゴクゴク」と力強く下を向いたまま飲み続けます。
中には顔をつけてまで「ゴクゴクゴクゴク・・・」
まるで、動物のようでした。
ちなみに下を向いたまま飲めるのはハトの仲間だけらしい。
ミョーキン・・・・・・・・
先日朝一番で鳥を見に行ったら、セミが羽化していました。
彼の名は「エゾハルゼミ」。
この羽化したてのタイミングは、体も柔らかく、まだ飛ぶ事も出来ないので、鳥などに食べられる確率がとても高く、危険がいっぱいだそうです。
彼らは6月に入ると活発に鳴きだし、夏真っ盛りの7月下旬には鳴かなくなります。関東より西あたりでは、少し標高を上げないと聞けないそうです。
鳴き声は「ミョーキン,ミョーキン,ミョーキン,ミョーケケケケケケーーー」と、図鑑などには書いてあるけど、言われればそんなかんじ・・・かな?
聞いてみたくなるでしょ?
今時期の北海道なら至る所で鳴いてますよ。耳を傾けてみて下さい。
神仙沼ネイチャーハイキング
6月1日にニセコパノラマラインが例年より一ヶ月近く遅れて開通しました。
そこで仕事明けの夕方に、夏のネイチャーツアーのフィールドである、神仙沼という高層湿原へ行って来ました。
途中の道のりは新緑と残雪が、「季節が混ざり合って」いるようで、とってもきれいでした。
が!がが!、車道からはずれる神仙沼までの散策道は完全に雪の中、道は方角のみを頼りに歩いていきます。雪はまだ1メートルはあるでしょうか。
湿原内は森よりも雪解けが進んでいるようでしたが、木道が積雪のせいで壊れていて、補修が終わるまではお客様をお連れすることは出来なさそうです。
帰り道、ヒグマの足跡があり、ササの動く音にも急にビクつきながらそそくさと帰ってきました。
この時期は、夕方に一人で行くもんじゃないですね。
木道が出てくる時期にはヒグマはまず出没しないので、安心して申し込んで下さいね。
トップページにあるように、もう少し神仙沼ツアーはお待ち下さい。