飛ぶ動物は鳥ばかりではありません。
キツネだって・・・。
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ニセコ大氷河
北海道には、除雪をして、貯まってしまった雪を捨てるための「雪捨て場」なるものがあります。
ニセコには尻別川という大きな川があるので、その河原に雪をためていき、雪解け水がそのまま川に流れていくような形で雪捨て場が確保されています。
昨日はなかなかの雨。雨での増水に加え、雪捨て場の雪解けも進んでいました。
亀裂から一気に雪が崩れて川に落ちていくさまは、なかなかの圧巻。アラスカあたりを紹介したテレビ番組で見る、氷河が崩れていく様のようです。
こんな風に毎年増水を繰り返すからこそ、川の中は洗われ、きれいになっていくのですね。
ニルスの不思議な旅
最近続々と、南から夏鳥たちが繁殖のため北海道に渡ってきていますが、北海道よりさらに北で繁殖する鳥達は、北海道から徐々にいなくなり、渡りが始まっています。
彼らはマガン。
本州からの渡りの途中にここに立ち寄り、餌をついばんで、更なる北方への旅の体力補充をしていました。
「ニルスの不思議な旅」の「アッカ隊長」率いるガンの群れも旅をしていましたよね(古すぎるかな?)。途中で色々なところに立ち寄って食事をとったり、いろいろな危機やハプニングもありました。
そんな、昔に見たアニメの話を思い出して、「大変なんだろうなぁ~」なんて思いました。
あいにく、ニルスとモルテンはいませんでしたが・・・。(分かる人はいるのかな?)
野鳥観察へ
今日はNOCの鳥博士・ZENさんと野鳥観察へ行って来ました。
羊蹄・半月湖(森林)→有島記念館(草原)→ニセコ町・尻別川(河川)と異なる環境でじっくり観察。
その甲斐もあって今日は31種類もの野鳥を確認☆
夏鳥も少しずつニセコへやって来てはいるのですが、まだまだ雪の多いニセコでは大変そう。雪が無い畑や道路脇が一番見れるかな!?
そして今日のメインは橋の上から尻別川に来ているカモ類を見ようとした時の事です。
カモ達が急に飛び立ち、私達に気付いてカモ達が逃げたのかな?と思っていたら実はオオタカが狩りを行っていたのです。
狩りは失敗に終わっていましたが緊張の一部始終!!
野生の逞しさ、厳しさを感じたドキドキの瞬間。胸が高鳴りました!!
その後しばらく近くで見る事が出来たので写真撮ったり双眼鏡でゆっくり観察。たくさんの種類も見れたしオオタカも間近で見れたし、収穫の多い一日でした。
やっぱり鳥は詳しい人と一緒に行くのが一番ですね♪♪
ふもとの町では
スキーはまだまだ大丈夫!のニセコですが、町まで下りると道端からフキノトウが顔を出しています。
これからいろいろな植物が顔を見せてくれるでしょう。
先ずは、「フキノトウ君こんにちは!」
樹液採取?
今日のニセコは春らしい最高の天気でした。
ポカポカ陽気に誘われ、まだ残雪の残る羊蹄山のふもとの森へ。
ちょっと急な斜面を登り尾根の上に出るとまるで別世界の雰囲気です。
そこで、何か見慣れないものを発見!
近づいてよく見てみると焼酎のペットボトルが木にぶら下がっており、中には液体があふれています。
ボトルの口につなっがているホースは、ぶら下がっている木の幹に差し込んでありました。
ああ、樹液とってるんだな。
と、すぐピン!ときました。
その木は「イタヤカエデ」といいます。
樹液が甘いといわれ、煮詰めるとシロップになるとも。
実は去年の春、知り合いから「イタヤカエデ」の樹液をもらい、それを煮詰めてシロップを作ってみました。
メープルシロップを期待していたのですが、やり方がまずかったのかちょっと甘いだけ。
メープルシロップもカエデの樹液から作るんですが、また別の種類のカエデなんです。
もったいないのでクッキーにして食べました。(それはそれでおいしかったですよ。)
しかし、こんな森深くいったい誰が・・?
安全運転のすすめ
ニセコではまだ140センチくらいの積雪がありますが、最近の道路は凍ることもなく、雪壁も小さくなり、だいぶ運転しやすくなってきました。
そんななか、ここ1週間で夏鳥達が繁殖のため、ぞくぞくと南の地から渡ってきています。
しかし、そこはまだ1メートル以上雪のある土地、エサをとるために鳥たちは少しだけ土の出ている道路脇に集まっています。
北海道のこの時期に車の運転したことがある人は、突然の鳥の飛び出しにブレーキを踏んだ経験があることと思います。
何だか、鳥には避けられないスピードがあるらしく、そのスピードまでなら鳥が避けてくれることが多いようです。
北海道では、雪がなくなると、今までのうっぷんを晴らすかのように車の流れが速くなります。
人間のためにも、動物たちのためにも安全運転でいきましょう!!