先日、夜の神仙沼を一人で歩いてみた。昼間は、紅葉見物のお客さんたちで賑わうが、夜ともなると別世界。気温は0度近くまで下がり、人っ子ひとりいない。闇の中の神仙沼はちょっとドキドキするが、とても神秘的だ。この夜は満天の星空だった。水面は鏡のように星を映し出す。静寂な空気が身を包み、少しばかりの緊張と安らぎの入り混じった素敵な夜だった。
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紅葉の季節になりました
今日は、五色~神仙沼のトレッキングツアー。
駐車場は停めるスペースなし。
紅葉の美しい時期です。トレッキングのご予約はお早めに。
羊蹄山初冠雪
昨日、とうとう初冠雪。紅葉もだんだん降りて来ました。冬が近づいていますね。
すっかり秋模様のニセコにも、まだタンポポが咲いています。今年の5月に行った「フットパス勉強会」のときも道端に咲いていました。(そのときは残雪がバックで写真に写っています。)なんとも長い開花時期ですね。
いま、NOC周辺には2種類のタンポポが咲いています。ひとつは「タンポポモドキ」、ブタナともいわれ開花時期は6月~9月。もう一種は「セイヨウタンポポ」で開花時期はなんと5月~10月!!
がんばってます。
これらはもともと日本にはなかった植物で、ヨーロッパ原産のタンポポです。もともとあるタンポポはすっかり姿を消し、今は帰化植物といわれる彼らが幅を利かせています。
ちなみに在来種(もともと自生していた種)の「エゾタンポポ」の開花時期は5月~6月。
いま、樹木、魚、動物と外来種の広がりが、在来種の脅威になっているそうです。海を越えてやってきたかれら、何か特別な能力を持っているようですね。
そういえばニセコでは人間界でも、海外の方がたくさん活躍されてます。最近は、不動産やスキー場経営まで幅広い活躍ぶり。あまり活発ではなかったヒラフ地区の経済活動が、彼らのおかげで活性化しているようです。
僕たちもがんばらなくっちゃね!
ところで、イギリスやアメリカでは日本の笹が広がり問題になってるそうですよ。
驚きの観察
今日、珍しい出来事がありました。
イイズナを観察できたのです。
イイズナとは北海道と東北の北部に生息する小型のイタチの仲間で尻尾を入れても20cmに満たないくらいです。
つい数年前まではイタチの仲間では世界最小の哺乳類とされていました。
比較的色々な環境に生息し数も結構いるのですが、この小ささに加え、衣類のこすれる音にも反応するほど警戒心が強いので、最も観察しにくい哺乳類の一つです。
彼を見るのは3回目ですが、やっぱり興奮するほどうれしく、かわいいもんです。
ちょっと写真が小さくて見にくいけど、かわいいでしょ?
ちなみに冬になると尻尾の先まで全身真っ白になり、またまたかわいいですよ。
山頂で出迎えてくれたのは?
一泊で羊蹄山登山に行って来ました。九合目付近の非難小屋に泊まりましたが、夕方到着した頃にはもうかなり肌寒く、持参してきたコンロで鍋焼きうどんを作り、ホットワインで体を温めました。下界は雲がかかり、視界は良くない。この日の宿泊客は5、6名ほどで、ゆったりとしてましたが、やはり寒い。それでもシェラフに包まって10時間ほど寝たかな。
早朝、山頂を目指す。よく晴れました。あたりの紅葉はまだ早い。そして旧非難小屋跡付近でシマリス発見。不意のお出迎え。ヤツはかなりの至近距離まで近づいても粘ってじっとしてくれました。重い望遠レンズ持ってきてよかった。ホッと癒された一瞬でした。
ムシキングよりも・・・
最近、巷では「ムシキング」なるものが子供の間で流行っているそうですが、先日、ムシキングの「カブトムシ」を事務所で発見しました。
ゲームは見たことないけど、やっぱり本物はかっこいいですね。2匹見つけたので、思わず戦わせて遊んでしまいました。
すっかり気分は童心です。
本来は北海道にはカブトムシはいないはずなのですが、最近は分布域が広がっているようです。
その問題はさておき、こんな昆虫もまだまだたくさんいる、っていいことですね。
自然美
今日の山はトンボだらけ。
昆虫をよーく見ると、体の綺麗さはピカイチ。
鳥も花も綺麗だけど、虫も綺麗なんですよ。