6月14日にある「しりべつ川で遊び隊!~身近な自然から環境サミット~」に向けて、カヌーのスタート位置を見てきました。
尻別川の中流域にあたる、倶知安町。すぐ上流ではラフティングが楽しめる急流があるのですが、なぜか倶知安市街に近づくと下流域の様相がみられます。
一般的に川の上流域は大きな岩がごろごろしていて、中流域は大き目の石で河原が形成され、下流域は砂が多くなるのですが、尻別川の倶知安区間では砂の河原が多くなり、下流の比羅夫に差し掛かるとまた上流~中流の渓相に変ります。
大昔、尻別川は比羅夫部分で堰き止められていたそうです。そのためにいまの倶知安は浅い湖の底となっていました。
倶知安では井戸を掘ると、赤水が出るそうです。
これは、鉄分を多く含む層があるためなのですが、そのような地層は浅い湖で形成されます。
このことが倶知安に湖が存在した確証になっています。
尻別川は一度倶知安で湖にそそいでいた。だからここらあたりは下流域の特徴も見られるのです。
下流域ならカナディアンカヌーも楽しめますね。
富士見橋から見ると「バイカモ」がたくさん育っています。
きれいな水でしか育たない「バイカモ」が、中流域で見られることも尻別川の特徴です。
「しりべつ川で遊び隊」の子供達に伝えたいことのひとつです。