ふりそそぐようなエゾハルゼミの声が聞かれなくなり何週間がたったでしょうか・・・いよいよ夏のセミの登場です。
樹に登りはじめた幼虫が2時間後にはみごとに変身します。
セミにはサナギの時期がないので羽化のタイミングがよくわかります。
地表に出た幼虫が近くの樹に登り、体をしっかり固定するとまもなく羽化がはじまります。
背中が割れて、成虫の体が見えてきました
↑この状態のまま足を動かせるようになるまでじっとしている
やがて足が動くようになると、体を反り上げて抜け殻にしがみつき、腹を抜き出す↓
羽化は夕刻からはじまり、明け方までかけて羽を乾かし、体を本来の色へと変えていきます。
無防備なこの瞬間を、野鳥に襲われないように夜のうちにすませるのです。
ただ、今回のこの彼はちょっと時間が明るかったようですね[あわわ/]たまにいるのです、昼間に羽化するのが・・・[いやー/]
ちなみに彼はコエゾゼミです。体が色づくまでは観察できなかったので、とりあえず、こんな感じです