鰊御殿とまり

先日の休日、長男と2人で積丹半島ドライブに行きました。
といっても、途中の神恵内村で温泉に入り、引き返しただけですが、久しぶりに走った海岸線は、道路も新しくなり快適でした。
ニセコから車で一時間圏の神恵内村と、その道すがらの街並みは、山間のそれとまったく違う風情で興味をそそります。運転に支障がでるほど珍しいものがいっぱいでした。
『鰊御殿とまり』の案内が目に留まり、通り過ぎたのですが、わざわざバックして入ってみました。
冬季閉館中で中には入れなかったのですが、歴史を感じさせる建物と、見下ろす泊漁港の風景をみれて、十分満足できました。
もう、鰊と聞いて北海道と連想する人も少なくなったと思いますが、北海道の日本海側では、明治から昭和初期にかけて、鰊漁でそうとう賑わったのでした。
現在の泊村の人口、神恵内村とあわせても約3,500人。
鰊漁がピークの時は二村あわせて約12,500人もいました。
当時の27.6%の人口しか今はありません。
周辺の村も鰊が来なくなり、衰退していったと思われます。
1月から漁の準備、3月・4月が本番。5月には終了。
1月に、ニセコから岩内や泊に出稼ぎにいき、5月から農作業に入るという暮らし方もあったかもしれませんね。
100年前の、華やいだころを偲びながらの、遺産めぐりも面白いものです。
24:320:240:0:0:070331_1617~0001:right:1:1:いまは閑散としています。:
23.2:320:240:0:0:070331_1617~0002:right:1:1:歴史を感じさせる建物です。以前は公民館として利用されていました。:
21.4:320:240:0:0:070331_1619~0001:right:1:1:漁港から見えるニセコ連峰。木田金次郎もこの風景を見ながら海に出ていたのでしょうか?:


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