最近オニグルミの実が、道端や川岸に落ちているのを見かけます。
緑色の梅ぐらいの大きさで、すこし先が尖っている形です。
このオニグルミは、リスやネズミの大好物で、
これからせっせと集めまわって、冬の食糧に蓄えます。
もちろん我々人間も、この山の恵みをいただくことができます。
先日カヌーに乗っていると、オニグルミの実が川に落ちて流れていました。
それを拾いながら川を下ると、これだけの実を集めることができました。
桶で洗ってしばらく水につけます。
もう皮は黒くなりかけぶよぶよだったので、簡単にむくことができました。
オニグルミの皮をむくときは、ビニール手袋かゴム手袋をしないと手が真っ黒になりますが、
今回は数が少ないのと、すでに外皮が腐っていたので素手で行いました。
皮をむいたら殻を洗ってしばらく乾かし、200℃のオーブンに入れてしばらくすると殻に裂け目が入ります。
熱を加えず、そのままハンマーで割ったり、万力でつぶしたりしてもOKですが、砕けた殻と実が混じって後処理が大変になります。
裂け目ができた殻に包丁をいれてこじると、きれいに割ることができます。
あとは爪楊枝で身をほじくりだせば、おいしいオニグルミの実を堪能できます。
味は濃厚で野生種ならではの強い香りがあります。
こんどたくさん拾ってきて、クルミクッキーでも作りたいですね。