先日チセヌプリでキツネを見ました。
「おっ、キツネだ」
なんて思っていると、ダッシュで近寄ってきました。いわゆる「観光ギツネ」です。
自分を守る上でのエキノコクスの問題もありますが、
http://www.noc-hokkaido.jp/wordpress/wp-content/index.php?UID=1143435729
野生動物を守るためにもこんな子ギツネが増えて欲しくありません。
というのも、「エサを与える」行為は餌目的で道路に出てきたキタキツネを自動車に轢かれる危険に晒すことになるのです。人間に頼ることによって餌を自分でとることを忘れ、観光客の少なくなる冬季には餓死する恐れもあります。
さらに悲しいのは、人間の食べ物を餌としていることで(そのほとんどはキツネにとっては甘すぎる食べ物)、それが下剤として作用してしまいます。そして、体力が衰えた結果、寄生するダニによって「疥癬病」(かいせんびょう)という皮膚病に侵され毛が抜け落ちて死んでいってしまうのです。
毛が抜けて寒いのか、農家の納屋などの室内で人知れず死んでいくキツネを初めて見た時はショッキングで、人間の罪を見たようでした。
エサを与えてあげることは、決して優しさとは違います。
これからの時期は観光客が急増する北海道、こういう事も知って欲しいと思いました。
すこし重くなりました・・・。
悲しい現実ですが・・・
2006年07月13日
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