今日は一日かけて「じっくり観察」に行ってきました。
彼は「クマゲラ」。
日本最大のキツツキで体長はカラスとほぼ同じ、46センチくらい。本州では白神山地にわずかにいるだけで、数の減ってしまった鳥の一つです。
アイヌ語で「チプタチカプカムイ」(舟を掘る神)。
これだけ大きい体が入る巣穴は、楕円形の間口10センチ以上で、深さは50センチ近く・・まさに舟を掘るようです。
この鳥が人間に舟の掘り方を教え、この鳥のお陰で人間は漁に出て食糧を採る事が出来る。よって、決して軽んじてはいけない・・・そうです。
なんだかこういう信仰っていいですね。
まさにオスが巣穴を掘っている最中でした。
1時間近くかけて20メートルくらいまで近寄らせて頂き、5分ほど観察させて頂きました。
これからが繁殖です。
こんな見事な鳥がいつまでも繁殖してくれる環境が続く事を願っています。
舟を掘る神
2006年05月02日
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